皆さん、こんにちは。
まつむら歯科クリニック院長の松村です。
皆さんは11月8日が何の日かご存じでしょうか?
実は「いい歯の日」として日本歯科医師会が制定した記念日です。「いい(11)歯(8)」という語呂合わせから、歯の健康維持と予防の意識を高めることを目的に制定されました。
では、11月11日が何の日かご存じでしょうか?
私も大好きポッキー&プリッツの日です。
歯って大事だよね!歯磨き頑張ろう!と思った三日後に、子どもから虫歯菌も大好物の食べ物の記念日ですから、「食べたら歯を磨く」という11月8日に誓った信念を試されているんではないかと疑ってしまうのは私だけでしょうか(笑)歯科医師としては、キシリトールや砂糖以外の甘味料を使用したポッキーが発売されたら嬉しい限りです。
さて、11月も終盤に差し掛かり、いよいよ、受験を控える方々にとっては、待ったなしの時期が到来です。そのような中、健康管理はいかがでしょうか。風邪やインフルエンザ対策は万全でしょうか。
ワクチン接種、手洗いの慣行、マスク着用の他に、口腔ケアがインフルエンザ予防に役立つという報告があります。専門的な口腔ケア(歯科衛生士による清掃など)により、唾液中の細菌やウイルス活性が低下し、インフルエンザの発症率が大幅に減少することが分かっています。また、お口の中の細菌(特に歯周病菌)がインフルエンザウイルスの感染を促進する可能性が指摘されています。一部の細菌はノイラミニダーゼという酵素を分泌し(ちょっと難しいですね…)、これがウイルスの感染性を高めると考えられています。このため、お口の中の細菌コントロールが重要です。さらに唾液や鼻粘液には、ウイルスの活動を抑える成分が含まれていますが、細菌由来の酵素がそれを妨げる場合があります。そのため、日常的な口腔衛生がウイルス対策としても有効とされています。
ぜひ、受験生の皆さんには歯科医院での口腔ケアやクリーニング、歯磨き指導を受ける時間を作って欲しいです。そんな時間無いよ!とご指摘を受けるかもしれませんが、そのような方々にこそ、リフレッシュも兼ねて受診をお勧めします。
そして、ここからは余談です。受験生の皆さんはしっかり睡眠をとっているでしょうか。大学に入るまで2浪した私の持論は参考にならないかもしれませんが、是非、睡眠時間を確保してください。多くの研究でも、良質な睡眠時間が学習効果を高めると報告されています。
私が知り合った秀才達の中には、集中して勉強すれば、睡眠時間は関係ないという者もいました。しかし、私は秀才ではなく凡人です。もし、まだ模試などであまり良い結果を得られてない方は、是非参考にしてもらいたいです。凡人でも睡眠を大事にして、なりたかった歯医者になった例がここにあります。
では、皆様の「いつまでもおいしく食べる」をお手伝いするために来月も頑張って投稿します。