【院長ブログ】歯ッピー、歯ロウィン!

【院長ブログ】歯ッピー、歯ロウィン!

皆さん、こんにちは。

まつむら歯科クリニック院長の松村です。

10月下旬になり、ハロウィンが近づくと、街はカボチャやおばけの装飾で賑やかになり、何となくワクワクした気分になりますよね。この時期はお菓子を沢山食べたり、コスチュームを楽しんだりしますが、歯やお口の中の健康を守るためにも注意が必要な時期です。今回はハロウィンの楽しさを味わいながら、歯やお口の中の健康を大切にするためのヒントをご紹介します。

しかし、実は私自身、ハロウィンをあまり知らずに過ごしてきました。両親の教育方針なのか、地域性なのか、ハロウィンを楽しんで来なかったのは事実です。ですから、まずはハロウィンを知る事から始めました。

キリスト教では、ハロウィンの翌日(11月1日)は「諸聖人の日(万聖節)」という祝日にあたり、諸聖人の日とは、キリスト教におけるすべての聖人を記念する日です。つまり、ハロウィンは「諸聖人の日の前夜祭」といった感じなるようです。

そして、ハロウィンの起源では、日本のお盆と同様に、10月31日は死後の世界との扉が開き、ご先祖様の霊が家族に会いに現世へ戻って来る日と考えられていました。しかし、ご先祖様だけでなく、悪霊や悪さをする精霊なども一緒に現世に来てしまい、子どもを攫ったり人の魂を取ったりするともいわれていました。そのため、仮面を被ったり、化粧をしたりして、悪さをする悪霊や精霊を驚かせて追い払っていたとされています。そのため、現代では仮装をして楽しむ事になったようです。

そして、ハロウィンと言えば、魔女やおばけなどに仮装した子どもたちが、「トリック・オア・トリート!(Trick or Treat!)」「お菓子をくれないといたずらするぞ!」と言って、大人達からお菓子をもらうという光景が有名ですね。諸説あるようですが、中世ヨーロッパで農民がお祭り用の食材をもらい歩いた様子が由来とされており、また、悪霊にお菓子を渡して家に入って来ないようお願いするという意味もあるそうです。

 

ここで、変わり者な歯医者である私の感想です。「悪霊にお菓子を渡して家に入って来ないようお願いする・・・」最悪です。本当に悪霊なら良いですが、現実は人間の子供達です。虫歯の原因となるお菓子を渡し、家に入って来ないようにするなんて考えられません。人の親でもある私は、虫歯が出来て、我が子達が帰ってこなくするなんて考えられず、悲しすぎます!!

少し偏った感想でした(笑)冷静な歯医者の意見をお伝えます。まず、キシリトール等の虫歯になりにくい甘味料を使用したお菓子を渡してあげて下さい。現在ではそのような商品が沢山ありますので、是非、子供達のために選んであげてください。そして、どうしても普通のお菓子を渡す時、お菓子を食べた後はフッ化物配合歯磨き粉を使用して、歯磨きをしっかりとするように伝えてあげてください。

それらが、歯科医である私が推奨する「歯ッピー、歯ロウィン!」です。ぜひ歯の健康を守りながらイベントを楽しんでみてくださいね!

では、皆様の「いつまでもおいしく食べる」をお手伝いするために来月も頑張って投稿します。