皆様、こんにちは。まつむら歯科クリニック院長の松村賢です。
いよいよ夏本番。日差しが強くなり、うだるような暑さが続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は診療室の室温を下げ過ぎ、スタッフの白い目に耐えながら、スタッフは寒過ぎる室温に耐えながら、元気に診療を行っております。
さて、8月8日は日本では、最も記念日登録数が多い日とされ、なんと70件以上も公式に記念日が登録されている日です。歯科に関しても、「歯並びの日」とされています。「歯(8)歯(8)」の語呂にちなんで、日本臨床矯正歯科医会が制定したこの日は、歯並びの大切さを考える良い機会として、全国の歯科医院でさまざまな啓発活動が行われます。
皆さんは、歯並びについてどのくらい意識していますか? 恐らく、「見た目」から気にしている方も多いと思います。しかし、「見た目」以外にも、歯並びが健康全体にも大きく関わってくることをご存じでしょうか?
まず、歯並びが悪いと、咀嚼が上手くいかず食べ物を細かくすりつぶせないといった理由から消化不良や胃もたれを起こす事が増えます。さらに、噛み合わせのずれから顎の関節に負担がかかり、顎の痛みが発症したり、頭痛や肩こりにつながることもあるのです。この様に、身体に様々な影響を及ぼす「歯並び」ですが、皆さんに特に意識して頂きたいのは虫歯や歯周病のリスクが高まるという点です。歯並びが悪い部分は、歯ブラシが当たりづらい為、食べカスなどの汚れ(プラーク)が残りやすくなります。また、プラークの蓄積が口臭の原因にもなるのです。
歯並びが悪い部分は、歯ブラシの当て方を工夫し、タフトブラシや歯間ブラシ、糸ようじを兼用する必要があります。また、どうしてもセルフケアでは落としてきれない場合が多い為、定期的に歯科医院でクリーニングをすることをおすすめします。
ご自身では歯並びは悪くないと思っていても、多少の前後のずれや高低差があったりと、お一人お一人歯並びが違います。当院ではご自身のお口の状況にあった適切な歯磨き方法やデンタルケア用品をお伝えしていますので、お気軽にお問い合わせください。
この「歯並びの日」をきっかけに、ご自身やご家族の歯並びについて、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。特に成長期のお子さんの歯並びは、将来に大きな影響を与える重要なポイントです。乳歯から永久歯に生え変わる時期は、顎の成長をうまく利用して歯並びを整えるチャンスでもあります。6~9歳頃に一度歯並びのチェックする事をお勧めしています。きれいな歯並びは、美しい笑顔と健康な人生を支える一生の財産です。
暑さに負けず、お口も体も元気に過ごせるよう、スタッフ一同お手伝いさせていただきます。
ご来院を心よりお待ちしております。
では、皆様の「いつまでもおいしく食べる」をお手伝いするために来月も頑張って投稿します。